新型犬型相撲日録

元木村山の前髪

モンゴル人の名前について

wikiなどうろうろしていたら、
モンゴル人の名前についてちょっと面白い記述が。

あちらの御国では、代々受け継ぐ家族の姓というのが無いらしい。
日本人は「佐藤―良男」といった感じで「家の姓―自分の名」と名乗るが、
モンゴル人は「父の名(事情によっては母の名)―自分の名」とフルネームを名乗るようだ。

wikiに用例もあって

横綱朝青龍と兄弟
ドルゴルスレンギーン・ダグワドルジ
ドルゴルスレン・スミヤバザル
ドルゴルスレン・セルジブデ
この3兄弟の場合、「ドルゴルスレン」が父の名、「-ギーン」が所属を示す属格助辞で「ドルゴルスレンの(息子)〜」の意、ダグワドルジ・スミヤバザル・セルジブデの部分が本人たちの固有の名。

ペルジディーン・ゲンドゥン(モンゴル人民共和国初期の指導者(首相任1924-1937)
母の名「ペルジド」、「-ィーン」が属格助辞、本人固有の名「ゲンドゥン」

ホルローギーン・チョイバルサン(モンゴル人民共和国初期の指導者)
母の名「ホルロー」、「-ギーン」が属格助辞、本人固有の名「チョイバルサン」

アナンディーン・アマル(モンゴル人民共和国初期の指導者(首相任1937-1939)
父の名「アナンダ」、「-ィーン」が属格助辞、「アマル」が本人固有の名。

ちょっとびっくり。

だから白鵬の本名はムンフバティーン・ダワージャルガルだが、
つまり「ムンフバトの(息子)ダワージャルガル」である。
そういえば時々国技館に登場する白鵬のお父さんはムンフバトさんといった。

日馬富士はダワーニャミーン・ビャンバドルジ。
ダワーニャムさんのビャンバドルジ君である。

鶴竜はマンガルジャラビーン・アナンド。
マンガルジャラブさんの息子さんなのだな。

モンゴル人の家族というのは、日本人よりずいぶん仲のいいイメージがある。
父親に対する意識も、談話など聞いていると、
どこか日本人のメンタリティーとは違うものをしばしば感じる。
解説でおなじみ舞の海さんが近著で、朝青龍の言葉を紹介している。

「日本の力士は平気で親の悪口を言っている。なぜだ。俺はそれが許せない。モンゴルでは絶対考えられないことだ。親は大切にするものでしょう」
                                       
                                   〜実業之日本社刊「土俵の矛盾」舞の海秀平著より〜

あの朝青龍でさえ(といっては悪いが)こんなことを言っている。

どうしてそこまで?と日本人には感じられるが、
自分の苗字が父の名であるという状況を想像すると、いくらか分からなくもないような。
彼らはこういう国からやって来たのだな。