新型犬型相撲日録

元木村山の前髪

豊真将なんとか復活勝利の初日

夏場所がはじまった。



昨年九州場所での小結から、
左肩のけがによる二場所の全休で
十両のドン尻まで落ちた豊真将。
いよいよ復活の土俵。
相手は新十両の千代皇。

●千代皇<十14>(よりたおし)豊真将<十14>○

立ち合って互いに右を差す。
マショー左の上手をとるぞ、と相手の廻しを一発はたいてからの左まきかえを試みる。
白鵬がよく見せるフェイク。
しかし相手はそれに乗じて右をハズにあてがい一気に押し込んできた。
ぜんぜんフェイクになってない。マショーあやうし。

しかしマショーすかさず相手の右ハズを下からこねあげこねあげ、
何とか左上手を奪取。
そのまま向上面にダッシュ。
まわりこもうとする相手を逃さず、何とか寄り倒した。

見ている側も胃が痛くなるような勝利。
豊真将は立ち合いの踏み込みもまださすがに弱い。
いいときならそこですかさず取れる左の前ミツも、今日は取れず。
テロンと手をのばし横ミツを取りにいくような、らしからぬ動き。
新十両あいてにだいぶ苦労した。

しかし今場所はリハビリみたいなもの。
怪我をしていた左腕でこねあげるようなオッツケをみせてくれたのも、悪くなかった。
徐々に本調子に戻ってくれるだろう。



稀勢の里は立ち合い妙義龍に二本差しを許し寄りたてられたが、
土俵際ひねりつぶすような小手投げで強引に勝利。
場所前に境川部屋へ出稽古にいったと期待をもたせたが、
相手の手の内を知るより逆にこちらの手の内を知られる結果になったみたいだ。

日馬富士は左にずれた立ち合いで上手をとり、出し投げから隠岐の海を送り出す。
横綱らしい相撲とはいえないが、まあ仕方がない。

白鵬は栃煌山と立ち合い左四つになって押し込まれたが、
土俵際で右を巻きかえ双差しになって逆転勝利。
一瞬見ているがわは一瞬ひやっとしたが、残す腰にも余裕があった。
後の先の相撲を楽しんでいるようにも見える。