新型犬型相撲日録

元木村山の前髪

暑い場所でもクールなキセ、の初日

名古屋場所がスタート。初日から満員御礼。
テレビで見ていても客席の熱気を感じる。
やっぱり日本人横綱の誕生を期待するファンが多いのだろう。
土俵入りではその稀勢の里と復帰の蒼国来にひときわ大きな拍手が。



○安美錦(したてなげ)豪栄道●

豪栄道立ち合いから押し込んで出ると、安美錦まともにはたく。
豪栄道喜んで出るが脇が甘く、安美錦そこにつけこみ二本差し。
あわてた相手の首投げも難なく残し、下手投げでしとめる。

安美錦のはたきは作戦だったろうか。
「まわしに拘らず前に出る」ことが最近課題の豪栄道。
その裏をかくような老獪な相撲だった(たぶん)。



○千代大龍(反則勝ち)妙義龍●

立ち合い一発当たって、妙義龍左にまわりつつはたきこむと、千代大龍ばったり。
しかし妙義龍の指先が千代大龍のマゲに引っかかっており、反則負けとなった。

しばしば見られる、このマゲつかみの反則負け。
解説の北の富士さんからは、誰も故意でやっている者はいない、
でも指が入っちゃう、この場合は取り直しにしたらどうかとのコメント。
確かに当事者にとってはやりきれないのだろう。



今場所の主役、稀勢の里。
終盤まで主役でいられるだろうか。
私はちょっと厳しいと見ているのだけれど。

○稀勢の里(おしだし)豪風●

立ちあい二度合わず。いずれも豪風が突っかける格好。
稀勢はマバタキしながらも落ち着いた様子。
マバタキの頻度は激しいときを十とすればこの日は四か五といったレベル。
適度な緊張感?だろうか。
三度目でようやく立った。

稀勢立ちあい右から張って左を差しに行く。
しかし豪風右からおっつけて稀勢の左はちょっとのぞく程度。
さらに豪風右おっつけながら右へ右へ回り込むが、稀勢おちついて正対。
相手の左差しを右からガバッと抱え込み、左から挟みつける格好で押し出す。

稀勢の里の落ち着きが目立った一番。
しかし豪風には失礼だが、力の差がありすぎて、
これで今場所の稀勢の里はどうかと占うのは難しい。
しかも報道など見ていると、右足の付け根にかなり張りがあるらしい。
調子は決して良くないようだ。



十両で奮闘中の豊真将は、旭日松のノド輪攻めによく踏みこたえ体を入れ替え押し出し。
復帰の蒼国来は新入幕の徳勝龍に立ち合いとったりで泳がされ押し出された。
両横綱は安泰。