新型犬型相撲日録

元木村山の前髪

豊真将リベンジ果たす初日

秋場所がスタート。



まずは新入幕の遠藤と返り入幕の豊真将の相撲。

先場所は千秋楽で対戦。
豊真将は一方的に突き放され、
最後は土俵際尻から落ちるという醜態をさらしてしまいました。
今をときめくルーキーを相手に、リベンジを果たしたい。

●遠藤<東前頭13>(よりたおし)豊真将<西前頭13>○

遠藤立ち合いから突っ張って攻め込むが、豊真将前傾姿勢でよくこらえ逆襲。
遠藤右にまわりながら上手を取って得意の左四つに組むも、
豊真将右おっつけ、左の差し手を返して腰を振り相手の上手を切るやいなや、
その機を逃さず一気に反対土俵へ走り寄り倒す。

上手を切った瞬間の豊真将の猛ダッシュ。
ベテランの意地が伝わってきました。

元三役で4場所ぶりに幕内に戻った豊真将が、遠藤から“倍返し”で白星を奪った。「組みたくなかった。しっかり我慢できた。(幕内で)勝てて最高」と納得のスタートを切った。

先場所千秋楽、十両の土俵で対戦。尻餅をつかされる屈辱的な内容で敗れた。場所前から注目を浴びる新星を「意識するなっていう方が難しい。嫌でも意識した」と32歳のベテランは意地とプライドをぶつけた。

「倍返しができてよかった。これからも今まで負けた力士全員に倍返ししたい」と妻の梨愛(りえ)さんとともに大ファンという人気ドラマ「半沢直樹」の決めぜりふで喜びを表した。「これできょうも気持ちよく『半沢直樹』が見られます」と笑顔。

左肩の故障で今年夏場所には、幕下陥落まで後がない西十両14枚目まで番付を落としたが「半沢直樹」ばりの巻き返しを狙う。(報知

場所前の記事でも豊真将のコメントとして「倍返し」の言葉があって、
「ほんとにこんなことマショーが言ったのかよ、適当な記事だな」と思っていたのですけど、
どうやら大ファンらしい(笑)。

しかも「今まで負けた力士全員に倍返ししたい」という凄まじいコメント。
マショーさんノリノリです。
ぜひ上位に戻って、一度も勝っていない白鵬に倍返ししてほしい。



このところ存在感の薄い琴奨菊と、先場所6枚目で9勝、上位に戻ってきた隠岐の海の対戦。

○琴奨菊<東大関二>(きめだし)隠岐の海<東前頭二>●

立ち合い隠岐の海両差しを果たすが、踏み込みで完全に勝っていたのは琴奨菊。
相手の肘から下をガチッとロックして前へ出ると、隠岐の海は何もできず。

隠岐の海は柔らかくスッスッと二本のぞかせたのですが、
立ち合いの角度、踏み込みで完敗。
上位で勝てないのはこのあたりの問題なのでしょう。



結びは白鵬と高安。
高安は先場所西の筆頭で9勝6敗、1横綱2大関を撃破し殊勲賞を獲得。
新小結となって活躍が期待される今場所。

先場所は二日目で対戦したこの二人。
高安は横綱と胸を合わせた格好で、互角の差し合いを演じて見せました。
負けはしたものの急成長を感じさせる相撲でした。
今日はどうか。

○白鵬<東横綱>(よりきり)高安<西小結>●

立ち合い白鵬すばやく踏み込むと、両差しとなって一気に寄り切る。
高安何もできず。

あらららら。高安の完敗です。

先場所はいつもの左前ミツ、右下手で行って苦戦した横綱。
今場所は舐めてはいかんと初めから両差し狙いでした。
これが的中。

一方の高安ですが、横綱に地力で劣るのは仕方ないにしても、
どうも今日は覇気が感じられなかった。

立ち合いの瞬間、先場所は右手をおろしてから左手を泳がせ、
横綱の立つところをじっと伺っていました。
ぜったい立ち遅れまいという意思が見て取れました。

今場所は初めから両手をおろしていた。
横綱がいつものごとく右手をおろして左手をポンとついて立った瞬間、
それに合わせるように受けて立っていた。
完全に相手のタイミングで、これでは負けても仕方がないような。



横綱大関陣は今日は安泰。

日馬富士は突き刺さるようないい立ち合いで栃煌山を破り、
コンディションの良さをうかがわせました。

稀勢の里は松鳳山を一方的に押し出し。
中継では「どうも場所前から腰が下りない」という本人のコメントが紹介されました。
いつものことじゃん、と傍で見ている側は思うのですけど、まあ当人の感覚があるのでしょう。
たしかに今日も腰は高かったです。




《追記》
豊真将の「倍返し」コメントについて真相が判明。
嫁さんの指示だったらしい(笑)。