新型犬型相撲日録

元木村山の前髪

七日目

本日のテレビ中継、中入りのお楽しみは「関取訪問」。
今場所は友綱部屋の魁聖。
レポーターは山根千佳さんという初めて見るタレントさんで、
小さいときからお相撲が大好きですという女のコだった。
でも見たところ今ひとつ面白味に欠けた。
レポーターから関取への絡みが台本通りの淡白なもので、
あまりにも平板な印象。

ああだこうだ言えるほど、
この企画は毎場所チェックしているわけではない。
でも自分が好きなのは、
ほんとに根っからミーハー的に相撲の好きな人が
自分の興味の赴くまま関取にぶつかっていくような自由なレポ。
以前何度か見た小泉エリさんなんかは、その点楽しくみせてもらった。
あまり美人ではなかったが(←失礼)リアクションがいちいち面白く、
お相撲さんと会うのを心から喜んでいるさまが微笑ましかった。
ああいうのをもっと見たいなあ、と思う。

土曜ということもあって、今場所初めての満員御礼。
ギッシリ、というわけではなく全体的に7〜8割くらいの入りだが、それでも見ていて気分はよい。
しかし「満員御礼」の基準ってどこなんだろう。
そんな七日目。



遠藤が2勝目

●千代大龍<東前六・5−2>(うわてだしなげ)遠藤<西前七・2−5>○

千代大龍右のかちあげから突いて出るが、
遠藤下がりながらも左手をのばしマワシを引いて離さず、
出し投げで横を向かせ土俵の外へ。

遠藤は相手の突き手の下から懸命に腕をのばし左を引き、これが生命線となった。
二学年先輩の千代大龍とは学生時代何度も対戦していたそうで、ほとんど負けていたらしい。

逆に千代大龍はそこから、さらには相手の怪我もあって甘く見たろうか。
取組後のレポートでは、負けて大笑いで支度部屋に帰ってきたとか。
「敗因は?」と問われ「ないですね」との答え。
ないことはないだろうが、真面目に考える気にもなれねえや、という事だろう。
千代大龍らしいコメント。



豪栄道は辛くも連敗ストップ

○豪栄道<東関脇5−2>(くびなげ)栃乃若<西前四・2−5>●

豪栄道立ち合い栃乃若に双差しを許し寄り詰められる、
下がりつつ右をこじいれようとするが果たせず、
あきらめてその右を首に巻いて裏返しに。

おととい昨日と連敗し、大関取りが危うくなってきた豪栄道。
初日から左前ミツ右差しという本来の立ち合いができておらず、
今日も勝つには勝ったが及第点には程遠い。
取組後「立ち合いが軽い」とのコメント。
毎日反省の弁ばかりが伝わってくる。



稀勢の里は一敗を維持

○稀勢の里<東大関6−1>(おしだし)豊真将<東前四・2−5>●

稀勢の里立ち合い左をのぞかせ押し込めば、
豊真将に土俵際その手をひっかけられ回りこまれるも落ち着いて向き直り、
中に入ろうとする相手を左差し右おっつけに組みとめ、最後は押し出す。

最初に押し込んだところで一旦逃げられたが、落ち着いて仕留めた稀勢の里。
勝機と見ればしゃにむに突っ込んでいた相撲振りが、徐々に改善されつつある。
稀勢の里の体に安美錦の頭があれば横綱だと舞の海さんが言っていたが、
力任せの馬鹿力士と酷評されているわけで本人も辛かろう。
頭では分かっていても思うように体が動かないのが人の常であり、
不器用な人間は日々の改善を心がけながら場数を踏んでいくしかない。



白鵬は松鳳山を、日馬富士は豪風をそれぞれ危なげなく下し全勝。
稀勢の里は一敗でつけている。

旭天鵬が今日勝って通産勝利数を860勝とし、
寺尾とならんで史上6位タイとした。
現在39歳で、誕生日を迎える来年の9月場所では40歳の幕内力士となるやも知れない。
昭和以降では高見山の39歳6ヶ月が幕内最年長記録だから、エライことになる。

昭和以前はどんなかな、と見ていて出てきたのがコレ
幕内に限ったものではないが、まあ凄いものだ。