新型犬型相撲日録

元木村山の前髪

偉いぞ千代大龍

ニッカンの記事から。

新小結の千代大龍 白鵬に出稽古 手応え

大相撲秋場所(14日初日、両国国技館)で新小結の千代大龍(25=九重)が7日、東京・墨田区の宮城野部屋に出稽古した。

横綱白鵬(29=宮城野)との稽古を求めて出向く力士は近年では異例。師匠の九重親方(元横綱千代の富士)の「強くなりたかったら、横綱、大関のところに行け」の言葉を実践。千代大龍はいきなり鋭い立ち合いから横綱を慌てさせて押し出すだけでなく、電車道で勝つ相撲も2番あった。後半は息切れして4勝15敗も「横綱に出稽古に来るなんて余計なことをするなと言われるかもしれないと思って来たけれど、よく来てくれたなって言ってもらえた。一発で持っていかないとダメだとあらためて分かった。まわしを取られたら絶対ダメ。土俵際が重たかった」。

稽古後に一気に水分補給すると「うわあ〜、うめえ〜」と満足の稽古内容に笑顔を見せた。白鵬も「(来てくれるのは)久しぶりだなあ。いいよね」と、向かってくる若手力士の出現を喜んでいた。

「一番強い人のとこへ行って胸を借りなきゃイカン」というのは、最近解説の場で親方衆やOBが口をそろえて若手に言う言葉。要するに、みんなもっと自分から白鵬のもとに行けよって話で。

しかし相撲関連のニュースをいつ見ても、そうした動きはちっとも見られなかった。これほど異口同音に言われながら誰も実行しない。白鵬相手となると遠慮があるのかな、と思っていたが、千代大龍のコメントを読む限りやはりそういうことだった。しかし白鵬自身は結構な歓迎ムードだったようで何より。これを突破口に、若手がどんどん宮城野部屋に出向いてくれれば、ファンとしては喜ばしい限りだ。

しかも切り込んでいったのが千代大龍というのが、また嬉しいニュース。期待の割には平幕での足踏みがちと長く、そのうえ支度部屋では準備運動をしないで寝てばかりいるとか、ケガが多いのはそのせいだとか、最近はちょっと株を下げた観のあるこの人。新三役を機に欲も出てきたようで、今回のトライは頼もしい。

ま、すぐに結果が出るとは思えないが、三年先の稽古ということで。期待したい。