新型犬型相撲日録

元木村山の前髪

六日目

稀勢の里遠藤を降し1敗を維持

●遠藤<西前筆頭0−6>(うわてだしなげ)稀勢の里<西大関5−1>○

遠藤立ち合い左の差し手を引けば、稀勢の里応じて右の上手を引く。
稀勢の里さらに左の下手も狙うが、
遠藤得意の左半身で残し、右から絞りつつ前ミツを狙う。
体躯に優る稀勢の里、じわじわ前に出て圧力をかけチャンスを伺い、
遠藤がようやく右前ミツに手をかけたハナ、
そうはさせんと稀勢の里左をこじ入れ、
負けじと遠藤前ミツに拘りバランスを崩すところ、
稀勢の里反対の右上手から出し投げで転がす。

左を差して左半身、右から絞りつつ右上手、というのは遠藤の十八番。
今日もその手で大関に挑んだが、通じなかった。
この日の向正面解説はマシンガントークの中村親方で、
体格差のある相手に差しに行っても上手を与えて不利になるだけ、
とのコメント。
なるほど、突っ張っていくとか上手から先に行くとかすれば良かったか。

しかしそのあたりは遠藤も承知しているはずだ。
それでも自分のスタイルに拘ったのは、
目先の勝利にとらわれず己の型を磨きたいという事なのか。
突っ張りなどの小手先に逃げず、
負けてもいいから自分の相撲を貫こうと思ったか。

…買い被りすぎかな。

ともあれ稀勢の里は1敗をキープ。
遠藤は初日から6連敗。



琴奨菊、尾車コンビに連日の大サービス

●琴奨菊<東大関3−3>(はたきこみ)豪風<西関脇4−2>○

豪風下から鋭く一発当たっておいて、
右で相手の首を巻きつつ左へ体を開けば、
大関はバッタリ。

琴奨菊は今日豪風、昨日嘉風と、
尾車部屋のベテランコンビに連日殊勲の大セール。
いずれも相手の変わり身に足がついていかず敗れている。
これで6日目にして早々と3敗。

12勝と大勝ちした先場所は、
相手の横への動きにもしっかり対応できていたのだが。
どうも今場所はうまくいかない。



白鵬は鋭い踏み込みから、
嘉風の中に入ろうとする動きを突き押しで徹底的に封じ6連勝。

平幕の全勝は白鵬、鶴竜、逸ノ城。
1敗が稀勢の里、旭天鵬、隠岐の海。