新型犬型相撲日録

元木村山の前髪

マゲつかみ問題が進…展?

もう寝ようかと思ったら面白いニュースが。

まげつかみで取り直しも 相撲協会審判部が検討へ(産経)

日本相撲協会審判部は1日、東京・両国国技館で会合を開き、取組中にまげをつかむ反則について、故意か偶然かにかかわらず、引っ張ったかどうかの判断が困難な場合、取り直しにする案を検討することになった。今後、理事会で協議される可能性も出てきた。

ここ数場所で、まげつかみによる反則負けが続発している。つかんだかどうか微妙な取組もあり、勝負審判は難しい判断を迫られるケースがあった。現行の規則では、禁じ手の一つに「頭髪を故意につかむこと」と記されている。

5月の夏場所では鶴竜と豪栄道の一番で、豪栄道がまげをつかんだとして、審判ではなく土俵下の控えにいた白鵬が物言いをつけた。9月の秋場所では日馬富士が嘉風のまげを引っ張ったと判定され、横綱として初の2度目の反則負けとなった。

「故意か偶然かにかかわらず、引っ張ったかどうかの判断が困難な場合」とあるのだが、
問題は「故意か偶然かの判断が困難な場合」ではないのだろうか。
「引っ張ったかどうか」は今起こっている論争の争点とは違うように思う。

もともと規則では「頭髪を故意につかむこと」が反則とされている。
文字通り解釈すれば、偶然つかんだ場合は反則とならないはずだ。
しかし現状では、故意か偶然かといった点は考慮せず、
とにかくつかんだら反則、といういささか乱暴な見解がまかり通っている。

本来この規則を字義通り適用していくなら、
「故意か偶然か」をその都度審判団が判断し、
「故意」とみなした場合にのみ反則が適用されなければならない。

ところが「偶然」とみなした場合の対応は規則に明記されていない。
たまたま手がかかっただけならば、勝ちとみなしても本来は良いはずだ。
しかしその割には、マゲを引く行為は勝負を左右するウェイトも大きい。
あっさり勝者と認めるのも難しい。
もう面倒だからとにかく引っ張ったら負けだあ、というのが現状だろう。

「頭髪を故意につかむこと」は反則の文言として残すべきだ。
朝青龍が旭鷲山にしたような、
明らかに故意、というケースも過去にはあったのだから。

しかしそのあとに続けて、
「ただし偶然つかんだ場合、もしくは偶然か故意かの判断が困難な場合は取り直しとする」
このような文言が入れば話はスッキリすると思うのだが。