新型犬型相撲日録

元木村山の前髪

「相撲」11月号の表紙に愚痴る

遅ればせながら月刊誌「相撲」11月号を購入。

相撲 2014年 11月号 [雑誌]相撲 2014年 11月号 [雑誌]
(2014/10/30)
不明

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大鵬の幕内最多優勝記録に並ぼうとする白鵬と、
入幕2場所目で新関脇という桁外れの出世を果たした逸ノ城。
展望号だけあって場所の主役のツーショットが表紙となりました。

ただこの写真がそれだけの意味に留まらないのは、
逸ノ城の肩にかけられた白鵬の右手があるからで。
次はお前だぞ、という白鵬の思いが、見る者にもひしと感じられる画であります。
王位継承、とでも言いましょうか。

いつも同じようなことばかり書いてますが、
結局日本人はそっちのけなんですな。

国際化国際化、まことに結構なことかもしれない。
ただ大相撲のそれがイビツなのは、
土俵の中はいくら国際化されて外国の力士が入ってきても、
土俵の外、つまり見る側はもっぱら日本人で占められていることにある。

年6場所はすべて日本国内で開かれる。
しかし日本人が主役となることは決してない。
日本代表がいつも予選落ちするサッカーのW杯が、
毎回日本で開かれているような。
日本人がちっともメダルを取れないオリンピックが、
いつも東京で行われているような。

おまけに日本の「国技」という看板を掲げる以上、
外国出身の力士はお客様のようなもの。
観客席で日本の国旗を掲げて応援するような真似はできません。
モンゴルの国旗はあれほど嬉々として掲げる人がいるというのに。

さりとて、これじゃつまらん、モンゴルで本場所やろうぜ、と思っても、
経済力が違いすぎてとても興行は成り立ちそうにない。

逸ノ城逸ノ城と昨今沸き返ってはいますが、
既存の秩序を破壊するさまが面白いというだけのこと。
やがて彼が頂点に立つようになれば、
相撲人気も再びジリ貧に陥るのではありますまいか。

100年後、大相撲はどうなっているのか。
今の形のまま外国出身者を微妙に制限しつつ、
彼らを王者としてあがめる状況が続くのか。
あるいは制限を完全に取り払い、ワールドワイドなスポーツとして、
年6場所を世界中でサーキットして回るような興行になるのか。
はたまた日本は経済的に没落し、
ジャパンマネーに魅了される若者など世界中からいなくなり、
小国の伝統競技として日本人だけが土俵に上がり、細々と生きながらえるのか。

まあ3番目の形に落ち着きそうな気はしますが…
どうも愚痴っぽいエントリーになりました。
全ては白鵬の右手がイケナイということで(笑)。