新型犬型相撲日録

元木村山の前髪

二日目

本日のテレビ中継、正面解説は断髪後初めての琴欧洲親方。
マゲを落としたらよほどイケメンになるかと思われたが、
髪の薄さゆえか何やらリンゴ飴のような容貌になってしまった(←失礼)。

しかし解説は福々とした見た目に似ず、実にシャープ。
目の前の一番が終わった直後、スロー再生が出る前に、
勝負のポイントをてきぱきと言葉にしてしまう様はお見事。

スローを見てから、やっと解説が始まるような親方も多いのだが…
観察眼の冴えと頭の良さを感じる今日の解説だった。

そんな二日目。



遠藤圧力負けで2連敗

○隠岐の海<東前七・2−0>(よりきり)遠藤<西前八・0−2>●

隠岐の海鋭く立って二本差しを狙うが、遠藤左を差して左四つに。
しかし出足に優る隠岐の海、西土俵へ攻め込み、差し手を返し上手も引いて寄り切る。

隠岐の海の速攻に遠藤なすすべなく2連敗。
昨日の栃ノ心、今日の隠岐の海と差し身の巧さは見せるのだが、
いかんせん圧力でかなわず、いい格好になったときにはすでに土俵際。
相手も実力者だけに仕方のない面もあるのだが。



逸ノ城マゲ姿で初白星

●宝富士<東前二・1−1>(したてなげ)逸ノ城<西関脇1−1>○

左四つの宝富士当たり勝って左を差しつつ前へ出れば、
右四つの逸ノ城右で首根っこを押さえつつ左へ回りこみ右を差す、
不得手の四つだが宝富士、先に両ミツ引いて正面に寄りたてるも、
逸ノ城落ち着いて右からの下手投げで逆転。

今場所からマゲを結って登場した逸ノ城。
ザンバラの時より頭が小さくなった分、体の大きさが余計目立つ。
今日は大きな体で大きな相撲を取った。

場所前、立ち合いを改善中という報道があった。
左手を下してから右手をチョン、と立っていたものを、
右手を下して左手チョン、という形にするのだとか。

この方が左の上手が取りやすいということなのだが、
今日は従来通り左手を先に下していた。
何だかやりにくそうな顔(に見える)で仕切っているのが微笑ましい。



豪栄道勝ち急いで2連敗

○豪風<東小結1−1>(つきおとし)豪栄道<西大関0−2>●

豪栄道素早く立って一気に東土俵に押し込むが、
豪風下がりつつもおっつけながら距離を取り、
土俵際左へ回り込みつつ突き落せば豪栄道バッタリと這う。

豪栄道は昨日の宝富士、今日の豪風と攻め急いでの逆転負け。
先場所新大関で8勝7敗に終わったこともあってか、今場所は相当勝ちにはやっている様子。
ここから立て直し落ち着いていけるかどうか。



稀勢の里、琴奨菊は2連勝。

白鵬は立ち合いから安美錦を一気に土俵際まで押し込み押し出したが、相手の肩すかしにバッタリ。
安美錦の足が出るのが一瞬先で、際どい相撲だった。
昨日は勢相手に立ち合い一気の寄りで完勝はしたが、
スロースターターのこの人には珍しく、序盤から気合いが入りすぎている印象。
記録達成が念頭にあってのことだろうが、中盤以降のスタミナ切れが楽しみ心配。