新型犬型相撲日録

元木村山の前髪

2014年の大相撲界を占った結果(3)

引き続き、年頭の占いの結果を。



4.豊真将が9月場所新関脇に、33歳6ヶ月での昇進は史上2位の年長記録 ×

これまた大外れであった。

肩のケガで一時は十両下位まで番付を落とした豊真将。
衰えた上半身の張りも徐々に戻り、従来の粘り強い相撲が復活。
再小結となった7月場所、これまで勝ち星のなかった白鵬から金星を奪うなど大活躍。
翌場所新関脇となり、青葉城の34歳7ヶ月に次ぐ、史上2位の年長新関脇記録を達成。

7月場所は大活躍どころか、
5日目の日馬富士戦で右ひざに重傷を負い、残り半年を棒に振る結果となってしまった。

この場所の豊真将は東の2枚目で、
星取りいかんによっては新関脇の地位も狙えなくはなかった。
それもあってか、かなり気合いを入れて場所に臨んでいたように見えた。

ケガの前日の白鵬戦では立ち合い変化という、この人らしからぬ奇襲攻撃を仕掛け、
横綱の怒りを買う結果となった。
(昨今白鵬の態度の悪さを語られる際に引き合いに出されるのが、実はこの相撲)

ケガをした相撲では、日馬富士の叩きを喰らって土俵際、
ほとんど腰が砕けた状態にもかかわらず、かなり無理に粘った。
そこを横綱に上から押しつぶされ、足が俵にかかって伸びず、負傷に至った。
意気込みがアダとなった格好で、ひいきする私としても悔しい結果であった。

豊真将がなるはずだった9月場所の新関脇は、豪風であった。
しかも35歳2か月という、青葉城をも上回る戦後最年長の昇進記録を樹立。
念頭に妙な予測をした私に、豪風が当てつけたのに違いない。



5.勢、千代大龍、新三役に昇進 ○

勢は11月、千代大龍は9月にそれぞれ新小結となっている。
これは当たった。よしよし…ではあるのだが。

2人とも残念ながらこの地位で勝ち越すことができなかった。
千代大龍に至っては1勝10敗4休と惨憺たる成績であった。
今後に期待したい。



6.照ノ富士、大砂嵐が上位に定着 △

逸ノ城の活躍で影が薄くなってしまったが、
今年はじめ、遠藤とともにホープとして輝いていた2人の見通し。
半分よりちょっと下がる程度に当たったかな、といったところか。

大砂嵐は思いのほか苦労した。
この1年、初場所東16枚目で9−6、春は東11枚目で8−6−1、夏は東10枚目10−5、
名古屋西3枚目7−8、秋西4枚目7−8、九州西5枚目4−6−5。
上位に定着したとはちょっと言い難い。

エルボースマッシュの如きかち上げで上位を食うなど、派手な活躍は見せた。
しかし下半身の固さで腰高となり、相手に押し込まれることが多く、
打開しようと無理な投げを打ってヒザを痛めてしまう。
それがさらに下半身を不自由にするという悪循環に陥った。

春場所九州場所共に、途中休場から再出場という根性は見せた。
その敢闘精神は賞賛に値する。
しかし、先場所などはまだ入幕から1年ちょっとで、
両膝にサポーターを巻いた痛々しい姿で土俵に上がっており、
見ていてちょっと心配になった。

目先の番付にあまり拘らず、じっくり治しながら相撲に励んでほしいものだ。
まだまだ将来があるのだし。

照ノ富士はこの1年、
初場所西十両筆頭12−3、春は西前10枚目8−7、夏は東9枚目9−6、
名古屋は東6枚目9−6、秋は東筆頭6−9、九州西3枚で8−7。
上位に定着、とまでは言い切れないが、しつつある、というくらいであろうか。

腰の重さ、大きな体で差し手を返したときの凄味、いいところは随分見せた。
しかし上位やベテランを相手にすると、
いかんせんまだ相撲が雑で、叶わないところも多かった。
だが逸ノ城と共に、大関昇進は時間の問題だろう。



7.日本相撲協会、公益法人化なる ○

これはまず昨年末の時点ではほぼ決まっていたようで、
あたって当然とも思えるが。



7つ予測して当たりが2.5、つまり正答率0.36。
赤点クラスの成績であった。

期待交じりの気まぐれな予測も多かったとは言え、
分からんものだなあ、というのが正直な感想。

しかし振り返ると案外楽しいこの企画。
来年もやる…かも知れない。


では皆様、よいお年を。