新型犬型相撲日録

元木村山の前髪

白鵬3年ぶり黒星スタートの初日

(旧ブログから来られた方へ。新しいブログの書き方に管理人未だ不慣れで、若干お見苦しい点があります。そのうち覚えると思いますので、笑って許してやってください)

夏場所が始まった。初日は結びの一番で、白鵬が今場所小結の逸ノ城に敗れる波乱。他の横綱大関陣は安泰。先場所新関脇で13勝と大勝ちした照ノ富士は、佐田の海に負けて黒星スタート。

 白鵬が3年ぶりの初日黒星

 

 

 

立ち合い一度目は逸ノ城フライング、かなり気負いが見られる。

二度目で合ってすぐ右四つ。

白鵬低く立って左上手を浅く引き、逸ノ城に下手を与えず。

逸ノ城は上手も取れず苦しい格好、となるやすかさず右を抜いて小手に巻き、

打ちおろすように振れば、白鵬あっさりと土俵中央に這う。

 

決まり手は突き落としとなったが、実際には小手投げのほうがふさわしく思えた。右が差せないと見るや、即座に小手に切りかえた逸ノ城の勝負勘が光った。白鵬には全く予想外の攻め口だったろう。場所前の稽古総見などで、白鵬は逸ノ城をずいぶん可愛がったらしい。そこではお互い右四つの正攻法で渡りあったはず。稽古で格の違いを見せつけたつもりが、本場所の土俵では全く違う動きを平気で繰り出す逸ノ城のふてぶてしさにしてやられた格好。白鵬は3年ぶりの黒星発進となった。しかしスロースターターのこの人は、序盤に危なっかしい相撲も最近は多い。日をおって立て直していくのだろう。

 

大関候補照ノ富士も黒星発進

 

●照ノ富士<東関脇0-1>(よりきり)佐田の海<東前三・1-0>○

 

佐田の海鋭く立って右四つ、左前ミツ浅く引き、下手も返しいい格好。

間髪入れず東土俵に寄りたてれば、上手の引けない照ノ富士、

左から抱え込んで吊り上げ右に振り、強引に体を入れ替え、

上手に手を伸ばしつつ攻め込むも、

佐田の海はその勢を利して左から振って再度体を入れ替え、腰を突きつけて寄り切る。

 

相手の速攻に慌てた照ノ富士、抱え込んで吊り上げ振り回すという荒業に走ったが、佐田の海がその威力を逆に利用して再逆転。新たな相撲巧者誕生の予感。照ノ富士にしてみれば、右の下手は相手の浅い上手に殺されていたとはいえ、まわしは引けていた。そこからじっくり起こして上手を引くというまともな相撲も取れたはずなのだが、有り余る膂力が災いするのか、無茶苦茶な攻めに出て墓穴を掘った。

 

 強攻出場の遠藤、大銀杏デビューも白星ならず

 

○勢<東前十・1-0>(つきおとし)遠藤<西前九・0-1>●

 

立ち合い威力にまさった勢、右で遠藤の左差しを跳ねあげ白房に攻め込むと、

遠藤右に回りこんで叩くも勢の体勢は崩れず。

遠藤俵に足のかかったところから中に入ろうとすると、

勢左へ体を開き右からの突き落としを決める。

 

最後遠藤は相手の突き落としに右足は送ったものの、左足が送れずあっさりと土俵に這った。明らかに左の膝をかばうような相撲で、とても見ていられない。当人は自分一人の相撲人生と思っているのかもしれないが、見る側からすれば久々に表れた純国産のホープである。十両に落ちようとも、まずは休んで治療に専念してほしい。大銀杏もお披露目してくれたのだから、今場所はこれでもう十分である。