新型犬型相撲日録

元木村山の前髪

三日目

差して行って良かったのか栃煌山

 

○照ノ富士<東関脇2-1>(よりきり)栃煌山<東小結0-3>●

 照ノ富士右から張って立つも、栃煌山負けずに得意の二本差し。しかし照ノ富士、なんのと左から小手に振って右を差し、体を入れ替え上手も引いて赤房に簡単に寄り切る。

 

先場所も双差しと絶好の体勢を作りながら、照ノ富士の二枚腰にしてやられた栃煌山。深く差すよりもハズにあてがい、距離を取ったほうが良かった。


へっぴり腰はケガの影響か豪栄道

 

 ○逸ノ城<西小結2-1>(かたすかし)豪栄道<西大関2-1>●

 立ち合って右四つ、豪栄道右下手を引いて頭をつけるも、何だか腰が引けている。右を浅くのぞかせた逸ノ城、大関の出てくるハナ、右へ回り込んで肩すかしに行けば豪栄道足が送れず土俵に這う。

 

豪栄道は右を差したものの、深く差してカイナを返すような形にはならず。横ミツを引き文字通りの及び腰で、中途半端な攻めに終始した。相手の上手を警戒した面もあったろうが、場所前から右肩を痛めているという情報も流れていた。立ち合い右肩から当たる人にとっては致命傷で、多分に影響したのだろう。


旭秀鵬にも勝てない遠藤

 

○旭秀鵬<西前十一・2-1>(おしだし)遠藤<西前九・0-3>●

 左四つの遠藤立ち合いから中に入ろうとするが、右四つの旭秀鵬、組んでは終わりと激しく突きたてては叩きまた突きたてての連続攻撃で、徹底してこれを嫌う。遠藤痛む左脚を前に出して相手の突き手をあてがい、何とか堪えようとするも、最後は正面に押し出された。

 

遠藤は3連敗。初日勢、二日目高安と三役経験者が相手だっただけに、幕内下位クラスの今日の相手にどれだけ取れるか、現状をみる試金石でもあった。旭秀鵬には申し訳ないが、結果は残念なものに。日を追うにつれ相撲を取る時間は長くなっている。しかし地力の半分も出せていない。


 琴奨菊は宝富士の突き落としに敗れ黒星。2大関が敗れる波乱の日となった…と書きつつも大して波乱と感じなかったりもする。