新型犬型相撲日録

元木村山の前髪

日馬富士の苦笑いが味わい深い三日目

現在東十両二枚目のホープ輝が、初めて幕内の土俵に登場。
残念ながら千代丸に一方的に押し出されたが、
大柄な体格は見ていて惚れ惚れする。
早く幕内の上位に来てほしいものだ。

この人は、どことなく双羽黒をほうふつとさせる体つき。
師匠も弟子もしっかりしているから、まああんな事にはならないだろうけれど。

ついでに書くと、阿炎の手足の長さは曙を思い起こさせる。
あの驚異的なリーチは大きなアドバンテージで、こちらも先が楽しみ。

そんな三日目。



稀勢の里が初日を出す

○稀勢の里<東大関1−2>(よりきり)佐田の海<東二・0−3>●

立って即稀勢の里左をのぞかせ前へ出れば、
佐田の海たまらず右から首を巻いて逃れようとするも効果なし。
稀勢の里腰を落としてしっかりと追い、左四つで正面に寄り切る。

初日二日目と連敗スタートの稀勢の里が、ようやく今場所初白星。
腰の高さも今日は修正できていた。



日馬富士が逸ノ城に不覚

○逸ノ城<西前一・2−1>(おしたおし)日馬富士<西横綱2−1>●

立って日馬富士、左おっつけ右のど輪で逸ノ城の出足を止めると、
すかさず右へいなす。
しかし逸ノ城崩れずすぐ向き直り、右をのぞかせ正面へ攻め込み、
間髪入れず右を抜いて左から叩きこめば、軽量の横綱たまらず大きく泳ぐ。
ここは逃さじと逸ノ城、巨体を利して白房へ追い込み、最後は押し倒す。

過去2戦、立ち合いから圧倒してきた日馬富士。
今日は相手を甘く見たようで、安易ないなしがアダとなった。
花道を下がる顔も自嘲気味の苦笑いで、やっちまったなあと反省の様子。

調子は良さそうなのでここから崩れることは無いだろうが、
先の優勝争いを考えると勿体ない黒星。



光る遠藤の速攻相撲

●德勝龍<西前七・1−2>(おしだし)遠藤<西前五・2−1>○

遠藤素早く立ち、右から張って左を差す。
そのまま二本のぞかせ一気に東土俵に押し出し。
紱勝龍何もできず。

課題である立ち合いについて、
踏み込みの強さを身に着け、一定の答えを出してきた先場所の遠藤。
今場所はそれに加えてスピードも意識しているようで、見ていて頼もしい。



マワシを上から取る

幕内前半、荒鷲と千代鳳の相撲。
荒鷲のはたきに対し、千代鳳は頭を下げながらも、
左手で荒鷲の前ミツをつかんで残し、そのまま寄り切った。

そのマワシの取り方がユニークで、
通常下からつかむところを、上から四本の指をひっかける形になっていた。

この日正面解説の二子山親方(元雅山)がこれに言及。
押し相撲の力士が相手の引きを残す際には有効なのだとか。

細かい話だが、へぇ、とちょっと関心したのでメモ。