新型犬型相撲日録

元木村山の前髪

九日目

白鵬は碧山を下し全勝をキープ。
安美錦、照ノ富士も勝ち越しを決め、
全勝白鵬、1敗照ノ富士、安美錦の図式は変わらず。



照ノ富士、大きな相撲で勝ち越し

○照ノ富士<東関脇8−1>(よりきり)妙義龍<西小結4−5>●

立ち合い妙義龍激しく当たって右を差す、
照ノ富士これを左から引っかけて崩すと左上手を引き、
正面に寄るも、妙義龍体を入れ替えよく残す。
土俵中央妙義龍、左を巻き替え巧みに双差しとなり、肘を張って黒房に寄り立てるが、
照ノ富士外四つ一枚まわしで踏みとどまると、
そのまま腹にのせて白房に吊って出て、最後は寄り切る。

小さく入って中で大きくなる。
業師妙義龍がセオリー通りの上手い攻めで照ノ富士を追い詰めた。
しかしどれだけ中で大きくなろうとも、照ノ富士のフトコロの深さには通じない。

さらに驚異的なのはこの人の二枚腰。
伸びきった一枚まわしでもこれで十分とばかりに、
腰をグンと沈めて腹に載せて吊ってしまう。
腰がアコーディオンのように自在に伸び縮みするかのようで、
スケールの大きさが見る者の度肝を抜く。



日馬富士、雑な相撲で連敗

○豊ノ島<東前五・7−2>(おくりだし)日馬富士<西横綱6−3>●

立ち合い日馬富士、左ノド輪右おっつけで豊ノ島の左差しを封じると、
赤房に一気に攻め込めば、
剣ヶ峰の豊ノ島、日馬富士の左腕を右から押し上げて外し、
俵の上左足一本で残しつつ、右でマワシを引いて土俵下に放る。

攻め急ぐ横綱の突進を豊ノ島が巧みに利用し、土俵際での逆転劇。
ベテランの柔らかさ、上手さが光った。

日馬富士は一気に勝負をかけたが、
曲者相手にマワシも引かず出たのはあまりに粗雑だった。
これで3敗。



東前頭3枚目、ここまで全敗の高安、左四つ万全の相撲でようやく初日を出した。
連日勝負のあと左足を痛そうにしているが、この日も同様。

新三役を目指す西2枚目の宝富士は、7日目から3連勝で4勝5敗。